カプチーノについて

カプチーノとは?

カプチーノとは1991年10月にスズキ(株)から発売されたオープン2シーターの軽自動車です。
1989年の東京モーターショウで550ccベースのプロトタイプが発表され、
2年後に660CCベースで市販車デビューしました。当時はバブル時期であり、
同時期にはHONDA・ビートやマツダ・AZ-1という、
2シーターのスポーツ軽自動車が相次いで発売されました。

しかし、2シーターの軽自動車というかなり趣味的なスタイルのため
売れ行きは伸びず、ライバル車ビート、AZ-1は次々に製造中止となり、
カプチーノも軽自動車の新規格化が行われた98年に生産を終了しました。

Styling カプチーノの特徴「4つの形態」を楽しめる

カプチーノの特徴

カプチーノは、軽自動車では珍しいFRレイアウトのオープン2シーター車です。
ビート、AZ-1がミッドシップレイアウトを採用する中、カプチーノにFRレイアウトを採用したのは、「ドライバーが主役になれる車」にしたいというスズキのこだわりであったようです。
これにより、カプチーノは古典的なロングノーズ・ショートデッキのスタイルを持つライトウェイトスポーツとして生まれましたが、オープントップのデザインは非常に特殊で、アルミのハードトップを採用しています。このハードトップは運転席側、助手席側、中央部に3分割されこの組み合わせにより、①クローズド、②Tバールーフ、③タルガトップ、④フルオープンの4つの形態が選択できる楽しげな機構になっています。

4つの形態
カプチーノには4つの形態が選択でき楽しめます

カプチーノには4つの形態が選択でき楽しめます

クローズド Tバールーフ
タルガトップ フルオープン